AIコラム vol. 4

AIコラム vol. 4

2024.11.10

【ビジネス・経営・環境変化・教養に生きるAIの話】

ライター 半田孝輔

日常に浸透するAI。経営者こそ画像生成を駆使しよう!

普段あまり意識しませんが、私たちの生活のあらゆるところにAI(人工知能)の活躍ぶりを見ることができます。

この数年で随分とロボットが身の周りに溢れてきたと思いませんか。それも製造現場ではなく、飲食店や量販店など身近な場所で。

ドラッグストアではお掃除ロボットが動き回り、レストランでは配膳ロボットがテーブルを巡り、大きな公園では芝刈りロボットが意思を持った生き物のように働いている。AIを「生成」という事柄から離れ拡張して捉えてみると、日常へ浸透するスピードの早さに驚きます。

車はまだ空を飛びそうにありませんが、いつの間にか未来はやって来るどころか、通り過ぎてしまったようです。

まさに変革期。日本経済にとって逆風吹く厳しい状況が続いていますが、AI技術を導入・駆使することが打開の一助となるのは間違いありませんし、「中小企業省力化投資補助金」のように、AI分野も対象となる支援の動きが出ています。

また、最近参加した投資家向けイベントでも、AIは注目されていました。一次産業 × AIのように、既存産業やビジネスにどう最新テクノロジーを掛け合わせるか、どのような社会的インパクトを残せるのか。単に効率化や省力化を目的とするのではなく、モデルケースとなる事業に出資する動きが見られます。現場の最前線にいる地方中小企業、個人事業主こそAIの恩恵を受けやすいとも言えます。

さて、当コラムで紹介し続けているGeminiですが、停止されていた画像生成機能が復活しました。とはいえ、倫理・著作権の問題があることから無料版では人物画像の生成はできません(2024年11月上旬時点)。

画像生成と聞けばクリエイターに関わることだろうと思いがちですが、実は一般事業者にとっても活用のメリットはあります。

Gemini曰く、業務効率化のほかにメニュー開発やプロモーション、店舗デザインにも使えるとのこと。アイデアの種が揃っている状態から、出店といった新規事業を興すタイミング、ボヤっとしたイメージに輪郭を与えたいときなどに、画像生成はその威力を発揮します。そこで、飲食店を例に、Geminiを利用した画像を作ってみます!

Geminiを使って画像を作ってみる!

このように、壁打ちを繰り返すことで自分のアイデアも鮮明になり、AIの精度も上がっていく。情報をリストにまとめてくれるため、書き留める必要もありません。

あくまで飲食店での一例を示しましたが、ほかの業種でも応用は可能です。言語化しづらいこと、ビジュアルで他者に共有したいことがあれば、いったん生成AIに投げこんでみると、いい意味で予想を裏切る回答が得られます。ぜひ、画像生成をお試しあれ。